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写真仲間に誘われて

富山県は、古い町並みを残した城端町にやって来ました。

 

天正三年(1575)より一子相伝で伝わる秘伝の技

城端蒔絵”の撮影に同行させていただきました。

 

塗師屋治五右衛門 16代目

小原 好喬さん

歳は、僕の3つほど先輩ですが

その自信に輝いた眼からは、凄まじいオーラを感じました。

相当な努力と蒔絵の知識を持っているからなのでしょうか!?

僕には足元にも及ばないと思います。

 

初めてお会いしたのに

私たちの撮影許可を気軽に引き受けてくれたり、

城端蒔絵の歴史や工程を丁寧に教えていただきました。

 

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以下、facebookより引用。

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城端蒔絵は白色をはじめとする鮮明な中間色をあらわすことを特色とし、

花鳥文様などを生態そのままの色調・ぼかしで表現できる、小原家独自の技法です。
蒔絵とは本来、漆で模様を描きその上に金や銀の粉を蒔き付ける技法ですが、

加賀藩では加賀蒔絵保護のため藩外での金銀の使用を禁じました。

城端蒔絵は、それに対して白をはじめとする各種の色彩を自由に駆使し、

一般の蒔絵とは趣を異にする独特の様式を案出したのです。

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まずは、工房を拝見させていただきました。

 

DSC_8915

 

 

たくさんの筆や道具があります。

道具もご自分で製作されるなど、

至る所に秘伝を垣間見ることができます。

 

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ご厚意により

製作風景も見せていただきました。

 

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持ち方を変える時に、口にくわえた瞬間

 

そして、華麗な筆さばき

 

DSC_8906

 

作業は、無音の環境で行うそうです。

 

そこでは、鳥の声、風の音・・・

様々な自然の音楽の中で、作業されるそうです。

 

中でも、金箔や銀箔を蒔くときに

指で竹筒を弾く音が、小さな工房の中で響き

一定のリズムが心地よく聞こえました。

 

DSC_8968

 

 

撮影時に、カメラのシャッターを連写したら

1秒に10コマの連写音を聞いて、

「そのカメラの音聞くと、何かアイディアが浮かびそうだね」っと小原さんが話ました。

感性が高いのか、目の付け所が凄いなぁっと感じました。

 

カメラマンの一人が「途中で失敗したら、どうなるんですか?」と質問したら

小原さんが「おわりです」っとストレートに言われ

カメラマン一同は、右手の人差し指が止まってしまいました。

 

(城端蒔絵の工程は100以上もあり、乾かす作業も含めると、数日では作れません。)

 

 

工房を拝見させていただいた後は

作品の撮影をさせていただきました。

 

物撮りはまだまだ未熟でしたが

精一杯、撮影させていただきました。

(ライティングの重要さを改めて、思い知ることに・・・)

 

 

城端蒔絵色紙箱「游」

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城端蒔絵飾箱「春韻」

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横の模様も綺麗に光っていました。

 

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城端蒔絵「菊文八角箱」

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銀の模様とバックの緑の色と

なんとも言えないバランスに魅了されてしまいました。

 

DSC_9071

 

 

 

治五右衛門塗飾箱「巳」

DSC_9020

 

 

 

蛇の皮のような不気味な模様

艶も良くて、反射がたくさんありました。

 

DSC_9022

 

 

僕たちが撮影している合間も

作品に込められた思いと技術を教えていただきました。

 

熱く語られている小原さん

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「治五右衛門塗紅葉文中次」

DSC_9075

 

実際に茶席で使用された「棗」(なつめ)には

蓋をするときに、どの位置に模様が来てもいいように工夫されていたり

 

DSC_9082

 

見る角度によって、紅葉の中に散りばめられた金粉が輝いたりします。

 

聞けば聞くほど

知れば知るほど

撮れば撮るほど

作品の素晴らしさが伝わって来ます。

 

使用すること想定した技術を取り入れいる作品は

機能美としての完成度もまた素晴らしいものでした。

 

これからも永く継承して欲しい技術ですね。

久しぶりに心から感動しちゃいました。

 

最後に、ご一緒させていただきた皆さんのブログ紹介です。

(違う視点で書かれていますので、是非ご覧ください。)

 

温泉記のhidetatsuさん

Revoir…のDimaさん

モンスケ’ず ふぉとぶろぐのモンスケさん

瞬 彩 Shun-Sai*のcottiさん

 

皆さんありがとうございました!

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